第3回「祐司と龍雄」
ここは、富山県にある印刷工場近くの立ち飲み屋。
気の合う仲間同士の常連さんでいつも賑わっている酒場。暖冬とは言え、流石に北陸らしい寒さが訪れて来ても、常連客はいつものようにお酒で一日の疲れを癒しているようです。
おや、常連の祐司と龍雄が熱燗を注ぎ合いながら50年とか100年とか話してますね。二人は共に今年35才の同級生。何を話しているのか、聞き耳を立ててみましょう。
祐司:
今日はAB社の50周年誌の印刷だったよな。
龍雄:
そうだな。久しぶりに昭和の写真とか見て懐かしかったし、これはAB社の社員やお客さんに渡すんだろ。
祐司:
三千冊分の印刷をしたから、社員にも会社関係のお客さんにもだと思う。
龍雄:
社員や取引先の人達が「へぇ~、こんなことがあったんだ」、「あっ、この行事は俺も参加した」、「もう引退されてるけど、Kさんにはお世話になったよな~」とか一人ひとりがいろんなことを思うんだろうな。
祐司:
その会社の歴史だから、できるだけキレイに刷り上げてあげたいよな。
龍雄:
刷り上がりも大事だけど、時々の事実を正確に伝えて、かつ興味深く心に残る一冊にしないといけないから、社史や記念史はどういう風に作るのか、その内容や構成も大事だな。
祐司:
うちの会社は、記念史は得意分野らしいよ。企画段階から「どういうコンセプトで」、「誰をターゲットに」、「どんな構成で」、「どういう形に」などについてお客さんとじっくり話し合って一緒になって作り上げていくやり方で、記念史を手にした方が喜んでもらえて、発刊者も満足してもらえる一冊にすることを一番に考える営業方針だそうだよ。
龍雄:
そうやって考えられた企画に沿って、俺達がキレイな印刷をして仕上げるんだな。
祐司:
そうだ。だから俺達現場も印刷で携わってるから、ある意味その企画チームの一員だよ。そういや、うちの会社も今年の6月に創立100周年を迎えるんだったよな。
龍雄:
100年って、考えたら気が遠くなるほど昔の話だよね。
祐司:
大正時代に創業したんだって。昔過ぎてちょっと想像も付かないよな。
大正-昭和-平成-令和って4つの時代を100年間、きっといろいろな事があったんだろうな。
龍雄:
100年続く会社なんてそうそうないもんな。先輩達はいろんな苦労をしてきたんだと思うよ。先輩達の苦労と努力で絆を繋げてきたから俺達も今この会社で働けてるんだよ。
祐司:
早くうちの会社の100年史を印刷して読みたいなあ。
龍雄:
俺達も次の100年先の後輩達にこの会社のバトンを繋げていかないといけないな。
祐司:
じゃあ、その為にももう一回『乾杯!』
龍雄と祐司の勤める会社も記念誌を作成するようです。最近は定型の記念誌ではなく各会社の特色の出た記念誌が多く発刊されていて読み応えのあるものが多くなっています。彼らはどんな記念誌を作るのでしょうか。
誰でも何時でも見ることができる「紙」で作る記念誌は、100年先に残す記録媒体として替え難いものです。皆様の軌跡を記念誌に残してみませんか。
株式会社チューエツは記念誌の企画・構成から提案を行い、デザイン・撮影などに関する制作すべてにおいてサポートし、御社ご担当者様の負担を軽減して、より良い記念誌作りのお手伝いをいたします。
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